まずこれ約4分
組織交差反応性試験(TCR)で分かること、分からないこと
抗体医薬が意図しない組織に結合しないかを、ヒト組織の凍結切片で調べる組織交差反応性試験(TCR)を解説します。染まりの読み方、結合しか見えない限界、細胞アレイとの違い、受託先に聞く点をまとめます。
詳しく分かる項目:ヒト組織交差反応性(抗体)・結合相手の特定
創薬候補を選んでいる10項目のうち6番目
標的以外に効かないか、意図しない組織に結合しないかを見る
終えたときに手元にあるもの標的と近縁の標的・副作用に関わる標的の IC50 の比、hERG の安全域、ヒト組織の染色所見(抗体)を並べた選択性の一覧
標的以外への作用は、候補を選び直せるうちに見つけないと、毒性試験や臨床で初めて表に出て、候補の差し替えから始めることになるからです。低分子は近い仲間の標的と副作用に関わる標的を、抗体はヒト組織への想定外の結合と多反応性を見ます。
標的に近い仲間と、副作用に関わる標的の一覧を決めます。
低分子は同じ試験法で IC50 を測り、hERG を人で見込む遊離型の濃度と比べます。
抗体は多反応性を測り、絞った候補でヒト組織の染色法を非 GLP で確立します。
想定外の結合が出たら、細胞アレイで相手を絞り、働きへの影響を調べます。
選択性の一覧を候補選びの表に加え、GLP の毒性試験と組織交差反応性の本試験の計画に渡します。
こういうときhERG の安全域が30倍を下回るとき
こうするそれだけで外さず、測定条件と比べた濃度を確かめ、構造を直すか、心臓への作用を追加で評価して進めるかを決めます。
こういうときヒト組織で想定外の膜の染まりが複数の提供者で再現したとき
こうする結合相手を特定し、その組織を毒性試験で重点的に見る計画にします。
こういうとき近縁の標的との比が小さいとき
こうする近縁の標的を止めたときに起きることを調べ、許容できるかを候補を決める前に判断します。
選択性パネル、hERG、組織交差反応性は、専用の設備と病理の判読体制を持つ受託企業に出すのが一般的です。
まずこれ約4分
抗体医薬が意図しない組織に結合しないかを、ヒト組織の凍結切片で調べる組織交差反応性試験(TCR)を解説します。染まりの読み方、結合しか見えない限界、細胞アレイとの違い、受託先に聞く点をまとめます。
詳しく分かる項目:ヒト組織交差反応性(抗体)・結合相手の特定
約5分
創薬の探索研究は、スクリーニングで当たった化合物(ヒット)を、効きの強さ・選択性・物性・ADME・安全性を同時に良くして、臨床に進める候補化合物に絞る研究です。ヒットからリード、リード最適化、候補の選定の各段階で何を測るか、効きだけ上げても進めない理由を解説します。
詳しく分かる項目:近縁の標的との比(低分子)・副作用に関わる標的のパネル
約6分
hERG安全域マージンは、薬が心臓のhERGを抑える濃度と、血中の遊離濃度の隔たりです。テルフェナジンの撤退から、目安の30倍の根拠と例外、報告書で確かめる点、ICH S7B・E14 Q&Aでの位置づけまで、式を使わずに解説します。
詳しく分かる項目:hERG と安全域
約5分
抗体の一次スクリーニングは、数百から数千のクローンから次の精密な評価へ進める候補を残し、あとで困るものを早めに外す作業です。結合だけで選ばない理由、結合・発現量・配列の多様性で残す基準、偽陽性と多反応性の外し方、計画書で確かめる順番を解説します。
詳しく分かる項目:多反応性(抗体)
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この項目の記事は第5回「組織交差反応性試験(TCR)で分かること、分からないこと」です。
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