Thermo Fisher、オリゴ・mRNA向けに金属フリー流路のUHPLC「Vanquish Amplify」と専用逆相カラム「SurePac RP MDi」を発表
Thermo FisherがASMS 2026で、オリゴ核酸・mRNA・タンパク質医薬の分析に向けた金属フリー(不活性)流路のUHPLC「Vanquish Amplify」と、逆相カラム「SurePac RP MDi」を発表。金属への吸着で感度・再現性が落ちやすいオリゴ分析の悩みに正対するとうたう。
Thermo FisherがASMS 2026で、オリゴ核酸・mRNA・タンパク質医薬の分析に向けた金属フリー(不活性)流路のUHPLC「Vanquish Amplify」と、逆相カラム「SurePac RP MDi」を発表。金属への吸着で感度・再現性が落ちやすいオリゴ分析の悩みに正対するとうたう。
受託製造のSK pharmtecoが、AAV・レンチウイルス・アデノウイルスを1つの枠組みで扱うマルチモーダルなウイルスベクター基盤「SKyvec」をBIO 2026で発表。細胞株・プラスミドから原薬製造までをつなぎ、工程改良で生産性5〜6倍・フルキャプシド比の改善をうたう(いずれもメーカー公表値)。
ペプチド受託製造のPeptistarが、旭化成の正浸透(FO)・膜蒸留(MD)複合システムを製造スケールで稼働させたと発表した。浸透圧差と蒸気圧差を活用した膜分離技術により、穏やかな条件下でAPI溶液を高濃縮できる。
FUJIFILM Biotechnologiesが、精製しにくい複雑な生物製剤に向けた精製技術「ShunzymeX」を披露。目的タンパク質にアフィニティ用のタグを付けて汎用レジンで捕まえ、独自プロテアーゼでタグを“痕を残さず”切り離す仕組みで、下流工程の簡素化をうたう。エディンバラ大学との共同開発。
Watersが、構造がよく似た不純物の分離が難しいGLP-1ペプチド・インスリン・脂質ナノ粒子(LNP)に狙いを定めた逆相(RP)バイオ分離カラム「BioResolve Peptide/GTxResolve Lipid」を発表。GLP-1の解析を最大3倍速、LNP成分分析を2倍速にできるとメーカーは謳う(いずれもメーカー主張)。GLP-1・LNP向けに品質試験まで意識した初のカラム群とする。
OPTIMAが、アイソレーター(無菌バリア)一体型のシリンジ充填機「H6-10」を、自動化した環境モニタリングシステム(EMS)と組み合わせてInterpack 2026で披露。EMSで手作業のグローブ操作を減らし、汚染リスク低減と稼働率向上を狙う。EUの無菌製造基準Annex 1への適合を軸に、充填〜封止〜凍結乾燥までを一社のターンキーで提供できる構成とメーカーは説明。
スイスのCDMO大手Lonzaが、抗体薬物複合体(ADC)の製造能力を拡大すると明らかにした。あわせて社名非公開の米大手製薬会社との受託パートナーシップの範囲も広げたとしている。ADC需要の高まりを背景に、コンジュゲーション工程の受託キャパシティ増強が続く。
64x Bioが、自社のデータ駆動プラットフォーム「VectorSelect」をレンチウイルスベクター(LV)製造へ拡張する「LV Apex Suite」を発表。第1弾は浮遊化した一過性発現の細胞株で、CAR-Tや体内でつくるCAR-T向けLV製造の生産性・一貫性・スケールの壁を狙う。トランスダクション力価4E8 TU/mLを実証とメーカーは説明(第三者未検証)。複数パートナーと協業契約済み。
インドのShantha Biologicsは、Novo Nordiskと糖尿病および肥満治療薬を対象としたカートリッジ充填サービス契約を締結したと発表した。同社のハイデラバード工場が製造拠点となり、インドの医薬品製造能力をグローバルサプライチェーンへ組み込む動きとして注目される。
Cytivaは米国ユタ州拠点の液体培地製造能力を2倍に拡張したと発表した。バイオ医薬品製造の需要増大に対応し、サプライチェーンの安定供給を強化する。
AGC Biologicsは米国のPyramid Pharma Servicesと戦略的提携を結び、米国内でのフィル&フィニッシュ(充填・仕上げ)サービスを新たに展開すると発表した。既存の原薬製造能力と組み合わせ、一貫したCDMOサービスを提供する体制を整える。
SCIEXが、定量分析向けトリプル四重極質量分析計「novus V55」と新ソフト SCIEX OS 5.0 をASMS 2026(サンディエゴ)で発表。医薬不純物・バイオ分析・PFAS等を対象に、毎秒最大1,000 MRMのaeMRM、5500+比で設置面積35%減・消費電力40%減をメーカーは謳う。
SCHOTT Pharmaが、光に弱い抗体薬物複合体(ADC)の凍結乾燥・保存向けに、撥水内面コート EVERIC lyo と褐色ガラス FIOLAX amber を組み合わせたバイアルを発売。EP/USP/JP の光透過規格をすべて満たす初の製品で、シリコーン塗布をなくし遊離シリコーン汚染リスクを排除した、とメーカーは説明する。
AAVベクター製造で歩留まりを左右する空カプシドの低減に向け、Mirus BioがTransIT-VirusGEN+RevIT AAVエンハンサーの組み合わせを打ち出す。血清型・宿主細胞・培地に依らず力価と実カプシド比を引き上げる、とメーカーは謳う。
DuPontが、オリゴ核酸・ペプチド医薬の精製に向けて既存 AmberChrom XT 樹脂のスラリー(事前水和)版「XT20 SL/XT30 SL」を発売。カラム充填前の樹脂水和工程を省けるため、調製時間と付帯設備を減らせるとメーカーは説明する。
CAR-Tなどex vivo細胞治療の担い手であるレンチウイルスベクターの大量製造に向け、Polyplus(Sartorius)がFectoVIR-LVを展開。動物由来成分フリーで、複合体の安定化と少量化により懸濁HEK293系での力価向上を狙う。
AAV用「inAAVate™」とレンチウイルス用「LentiVector®」の自社プラットフォームを使い、開発からGMP製造までの期間を短縮する受託の新サービス。AAVは業界標準の約15か月を最短7か月に、レンチは12〜18か月を最短9か月に縮める。
薬剤調製の閉鎖式デバイス(CSTD)で実績のあるEQUASHIELDが、細胞・遺伝子治療の製造向けに完全閉鎖・無菌・使い捨ての CellSHIELD を投入。無菌性とバイオコンテインメントを担保しつつ、容量ロスの低減を訴求する。
Bio-TechneとRefeynは2026年6月4日、R&D Systems「MauriceFlex」のicIEF分取とRefeynのマスフォトメーター「TwoMP」を連結した統合ワークフローを発表した。電荷変異体を分画したうえで各画分のサイズ分布・凝集を単一分子レベルで測定し、二重特異性抗体やバイオシミラーの電荷ヘテロジェニティと分子量・凝集を直接相関させる。ナノグラム量の試料で約4時間の解析を可能にする。
中空糸膜による拡散ベースの物質交換と振動式ミキシングを採用した閉鎖型シングルユース培養装置。0.2L〜10Lで容器容積あたりの膜面積比を一定に保ち、灌流を前提とした感受性の高い細胞のスケーラブルな培養を狙う。
キャップアナログ・RNAポリメラーゼ・修飾ヌクレオチド・転写系を一体化したIVTキット。共転写キャッピングで工程を簡素化し、収量・低dsRNA・高キャッピング効率を狙う。
細胞療法の全工程を自動化するウォークアウェイ型製造プラットフォームが、FDA・CBERのAdvanced Manufacturing Technology(AMT)指定を取得。自動化製造装置が規制当局から正式評価を得た節目。
親水化改質PES膜を新設計したナノろ過フィルター。透過性とウイルス除去性を両立し、工程中断後もクリアランスを維持。バイオ医薬の安全性確保とスループット改善を狙う。
抗体医薬に特化する米CDMO Wheeler Bioが、細胞株構築からcGMP原薬・製剤までを統合提供する体制を改めて打ち出した。発見初期から商用前までを一社で繋ぐ「gene-to-product」型の動きが、抗体の受託でも続いている。
モデル分析によれば、AAV・レンチウイルス等のウイルスベクター製造能力は2031年まで需要を上回って推移する見込み。供給逼迫が和らぐ局面では、CDMO選定の軸が「枠の確保」から「品質・収率・コスト」へと移りうる。
サンディエゴで開催中のBIO 2026で、FUJIFILMがイノベーション・ショーケースを公開。目玉は、培地・緩衝液を使う直前に閉鎖系・シングルユースで自動調製する「Oceo Rover 自動水和システム」。連続エレクトロポレーション遺伝子導入装置や連続生産プラットフォームMaruXも並ぶ。
細胞選択から製剤までをクローズドに統合し、自動・マルチパラレルで運転。既存クリーンルームのまま生産能力を最大4倍に高めることを狙う、自家細胞治療向けの統合プラットフォーム。
米国のCDMO AndelynのAAV Curatorプラットフォームと、韓国ENCellのAAV・レンチGMPスイートを接続。「現地治験は現地製造で」を実現する米国–APACの製造ブリッジ。
培養・精製工程の成分濃度を、試料を取り出さず非破壊・連続で計測。抗体精製では収率が約10%向上したという。
遺伝子治療向けクロマトレジン3種。AAVの空・実カプセル分離を担うアフィニティ+陰イオン交換で、新規モダリティの精製ラインを拡充。
3Mから独立したSolventumが、収穫・清澄化向けに陰イオン交換ファイバーのシングルユース・クロマトを提案。商用スケールでの実証を訴求する。
最大24本の使い捨て250mL容器を自動制御。連続ガス供給とオンライン解析で、スケールダウンモデルの再現性を高めた第2世代。
QIAGENが、デジタルPCR(dPCR)プラットフォーム「QIAcuity」のキット・アッセイ群を拡張。1反応で最大12のRNA標的を測る高多重キットや、遺伝子発現アッセイの順次追加に加え、細胞・遺伝子治療や品質管理で効く残存DNA(製造細胞由来DNA)試験を各種製造細胞へ拡大し、宿主細胞DNAの『濃度と断片長分布』を同時に測るHEK293向けキットを追加した(数値はメーカー主張)。
細胞・デブリ除去の一次清澄化向け使い捨てデプスフィルター。スケールに応じた構成で、洗浄・滅菌の負荷を抑える。
Agilentが、規制下の品質管理(QC)ラボで「複数品質特性一括測定法(MAM)」をルーチン運用するための統合ソリューションを発表。ソフト・装置・カラム・消耗品・標準品を一体化し、既存のOpenLab CDS環境に組み込んで研究から製造へのメソッド移管を支える構成だとメーカーは説明。ASMS 2026(サンディエゴ)で展示。
Körberが、製造実行システム「PAS-X」シリーズに入門版「PAS-X Neo」を追加。紙運用から抜け出したい中小規模の製薬・バイオ向けに、クラウド型(SaaS)・標準テンプレート・AI補助で最短2か月の導入をうたう。ALCOA+や21 CFR Part 11などGMP対応を最初から内蔵すると説明。Boston開催の会議で発表、初版は2026年11月予定。
Terumo BCTが、間葉系幹細胞(MSC)治療を手がけるSteminentと提携。閉鎖系の自動拡大培養装置「Quantum Flex」上で、後期開発〜商用生産に向けたスケーラブルな製造ワークフローを構築するとメーカーは説明。再生医療の難所「手作業から自動化への移行」に向けた具体的な適用事例で、新製品の発表ではなく既存プラットフォームの適用協業。
細胞治療の製造に向けたシングルユースバイオリアクター。初期開発からcGMP製造まで、同じワークフローでカバーする。
マサチューセッツ州に旗艦拠点を開設。培地・細胞株開発からシングルユース・解析まで、一連の工程を顧客が試せる場を提供。
ISO Class 5のクリーンルームで、洗浄・乾燥・ガンマ滅菌済みのシングルユースassemblyを供給。「持ち込む前処理」をメーカー側に寄せる動き。
ポンプで知られるMasterflexが、チューブ・コネクター・バッグを束ねたシングルユースassemblyへ。流路まわりの調達が一本化に向かう。
トランスポゾンベクターとEfficient-Pro培地・フィードを統合した細胞株開発キット。フェドバッチで力価7g/L以上をうたう。
MilliporeSigma(Merck KGaAのライフサイエンス事業)が、JSR Life Sciencesのクロマトグラフィー事業の買収を2026年4月1日に完了。抗体精製の中核「Amsphere Protein A樹脂(A3/A+)」と、ベルギー拠点の50名超のチームが、同社のダウンストリーム(精製)ポートフォリオに統合される。Protein A樹脂の供給構図と調達の選択肢に関わる業界再編トピック。
Intellitechの精密微量充填システム「i-FILL Micro」が、Cole-Parmer(Antylia Scientific)との販売提携で北米・欧州の販売網に乗る。コブランド名は「Cole-Parmer Single-Use Dispensing Pump powered by i-FILL」。新製品の発表ではなく、既存製品の流通チャネル拡大。シングルユース流路・ピストン/ダイアフラムのハイブリッド方式で、少量・無菌の充填を狙う構成とメーカーは説明。
サンプル前処理で広く使われるWhatman Puradisc/GD-Xに、ISCC PLUS認証のバイオベース樹脂を採用。品質・規制要件は据え置き。
一過性トランスフェクションと安定産生株(PCL)の両プラットフォームを用意。プログラムの段階に応じて作り方を選べる受託の形。